クリプシュ製イヤホン

分解などをします。

目次

Imageシリーズのラインナップ

2014年以降は「Image X10」→「X10」のようにImageが付かなくなりました。

2008200920102012201320142015201620172018
Imageシリーズ、バランスド・アーマチュア型
X20X20i
X12X12i
X11X11iv1.2
X10X10X10v1.2
X7X7iv1.2
4-6X5X4iX6i
Imageシリーズ、ダイナミック型
5S5iA5i
S4S4S4II
S3S3S3m
S2S2

いくつかの機種は、型番の後ろにRev1.2と付けてリニューアルしています。

ダイナミック型ImageSシリーズ仕様

製品名S2S3S4S4IIS5i
発売2009/092010/122009/062012/09
公式通販価格¥6980¥5980¥9980¥8800¥13800
型式密閉ダイナミック型
遮音性-18dB-16dB-16dB
ドライバーKG15KG25KG25A
ドライバー口径5.8mm8.5mm
再生周波数帯域12-18kHz10-19kHz
インピーダンス18Ω
出力音圧レベル106dB110dB
質量13g11g11.9g15g11.9g
ドライバー内容
Full Range KG 15Dynamic Moving Coil Micro Speaker
Full Range KG 25ADual Magnet Dynamic Moving Coil Micro Speaker

Image X10の仕様

X10は何度かパッケージを更新していますが、2014年の復刻時にプラグの形状がL字からストレートに変わった以外、本体に目立った変化はありません。

製品名Image X10X10X10 Rev.1.2X10 Rev.1.2
70周年記念プライス
商品コードIMAGEX10KLRFXA0111KLRFXA0112KLRFXA0113
発売2008/072014/072015/022015/092016/06
価格¥37905¥19800¥23800¥26800¥19800
型式密閉フルレンジ・バランスド・アーマチュア型
ドライバーFull Range KG 926
遮音性-26dB
再生周波数帯域5-19kHz
インピーダンス50Ω
出力音圧レベル110dB
3.5mmプラグL字ストレート
ケーブル長1.25m1.3m
質量10g9g

「Image X10」は何年かして販売終了しましたが、「X10」と名を改めて復刻されています。復刻から半年後に値上げされ、さらに半年後にもRev.1.2と名称を変更して値上げしています。翌年にクリプシュ創立70周年を記念して、値下げしたモデルが販売されました。2017年に販売が終了しています。

Image S4i IIの分解とドライバーの取り出し

パッケージ Image S4i II

Image S4シリーズのiOS対応モデルです。プラグがiOSのコントロールに対応した4極のため、他のリモコン対応の機器では誤動作をする事があります。

外観横 外観下
外観前 ノズルサイズ

ダイナミック型のドライバー搭載ですが、吸気口のような物は見当たりません。ノズルの直径は4mmで若干細めです。

4極プラグ ケーブル分岐部

プラグの根元が断線しています。この位置なら手前をカットして別の4極プラグをハンダ付けすれば直ります。ケーブルの長さは1.3mとそこそこありますが、マイク内蔵リモコンの位置がケーブル分岐部に付いており、SHUREがけをするとリモコンが首の前になって邪魔になります。

分解

外装をめくる 外装を外す

外側部分のゴムは境目に指の爪を入れて持ち上げて外していけば取れます。両面テープで取り付けられていました。

吸気口?

外装の下に穴がいくつか開いていますが、通常状態なら外装があるので吸気口としては機能していなさそうです。

分解 分解withプライヤー

本体とノズルを手でつかみ、様々な方向へ力をかけると先端部分が外れました。細い線がドライバーに配線されているので、外す時に勢い余って引きちぎらないように注意します。場合によってはドライバーの端子ごと持って行くかもしれません。この部分は接着剤で固定されているようです。上で外した外装のゴムは付けたままでも外せます。

片方は素手で外せましたがもう片方には刃が立たず、プライヤーで本体を抑えてペンチでノズルをひねって外しました。工具を使えば容易に外せますが傷が付くので、ケーブル交換目的なら布などをあてがって傷が付かないようにした方が良いです。

ハウジング内部

中のケーブルは引っ張り防止で固結びにされており、さらに接着剤で固められています。

右ドライバー配線 左ドライバー配線

ドライバーの配線は画像の向きだと左右共に左がGNDで右がプラスです。

テコでドライバーを持ち上げる ドライバー取り外し

ドライバーユニットは両面テープで固定されており、隙間に精密ドライバーを差し込みテコでゆっくり持ち上げます。つまようじでは無理でした。

ドライバー ドライバーサイズ

ドライバー表面にメッシュ状の素材が貼られています。仕様ではφ8.5mmですが、取り出したドライバーの直径は8.2mmで、φ8mmドライバー+1mmの枠のようです。

ドライバー移植後

ビーンズスイヤホンにドライバーの移植をしてみました。

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