Trackball Opticalのスイッチ交換
接点洗浄をしてもダメなスイッチはハンダを使って交換する必要があります。他にタクトスイッチをマイクロスイッチに交換してクリックの改善もします。
マイクロスイッチの調達
交換用のマイクロスイッチは適当なマウスから取るか、
オムロンFAストアや
マルツパーツ館Webshopなどで調達してください。
部品の情報はオムロン電子部品情報サイトからどうぞ。
ハンダの除去とスイッチの取り外し
TBO分解を参考にホイールやスイッチが付いている基板を外し、手前にひっくり返します。
スイッチの足の位置は画像を参照してください。今回は左ボタンのスイッチ交換を行ってみます。
作業の前に基板をテープで固定します。そのまま行うと基板が揺れてやりにくいです。
まずフラックスを塗ります。
フラックスの後にハンダを盛り、追いハンダを行いました。
ハンダ吸い取り器でハンダを吸い取ります。
半田の吸い取りが終わったら基板を表面にしてスイッチを引き抜きます。
スイッチの取り付け
空いたところに交換用のスイッチを差し込みます。
スイッチを差し込んだらテープで固定します。
再び裏返し基板をテープで固定します。
フラックスを塗ります。
ハンダ付けをします。
スイッチの交換が完了しました。元通り組み立てて終了です。
タクトスイッチをマイクロスイッチへ交換
マイクロスイッチのボタンを押す前は1と3、ボタンを押した後は1と2がつながります。
3をカットするとタクトスイッチの代わりになりそうです。
ニッパーで足を一つカットします。
カットする足を間違わないように気をつけてください。
足が2つだけのマイクロスイッチができあがりました。
左のサイドボタンのハンダを吸い取ります。
作業の流れは前の項目と同じなので適当にカットしていきます。
左サイドボタンのタクトスイッチを外します。
左サイドボタンの位置に交換用の足をカットしたマイクロスイッチを差し込みます。
左サイドボタンのハンダ付けを行います。
右サイドボタンのタクトスイッチを外します。赤丸の部分のハンダを除去します。
右サイドボタンのタクトスイッチをマイクロスイッチに交換します。
ハンダ付けを行います。
これで全てのスイッチがマイクロスイッチになりました。