Trackball Optical内部のフラットケーブルの断線
TBOを分解をすることで通常の使用では壊れる事がまず無い、内部のフラットケーブルを断線させてしまう事があります。
Trackball Optical 内部ケーブルの断線
分解時にフラットケーブルを何度か動かしたため、赤丸部分の左側のケーブルが金属疲労で切れてしまいました。
切れた箇所を継ぎ足して接続するのも難しそうなので、ひとまずケーブルを切断して付け直す事にします。
切断したケーブルは5本くっついた状態なので、1本ずつニッパーで切り離して広げます。
広げたケーブルの中から1本だけ手前に倒します。
ニッパーで皮膜を剥ぎます。
ケーブルを少し引っかける程度の力で挟み、そこから引っ張ります。事前に他のケーブルで練習しておくとよいでしょう。
失敗するとケーブルがどんどん短くなっていきます。
とりあえず成功しました。
1本でも失敗すると、他のケーブルとの長さの兼ね合いで、1からやり直さないといけないので慎重に行きましょう。
5本皮膜を剥ぐことが出来たら基板に取り付けます。
赤丸の元々ケーブルが付いていた位置のハンダを除去します。
基板を固定してフラックスを塗り、ハンダを盛ります。
ハンダ吸い取り器でハンダを吸い取ります。
赤い線を目印に向きを確認してからフラットケーブルを差し込み、ホットボンドで周囲を固めます。
ホットボンドで根本を固める事で、作業がしやすくなるだけでなく断線の予防にもなります。
ハンダ付けを行います。そのあと組み立てれば修復完了です。