Logicool TrackMan Marble FX (T-CJ12)
ケーブルとスイッチ交換を行います。
ケーブル交換
なすマウスの分解と7芯ケーブルの回収
ケーブル交換にはシリアル接続も可能なマウスが必要です。今回は"IntelliMouse Serial and PS/2 Compatible"を例に進めていきます。このマウスのシリアル接続可能な物はホイールとケーブルの色が同じです。
裏側の黄丸の2本のネジを外します。
裏面のラベルにはちゃんとSerialと記述があります。シリアル接続が可能なマウスは今回の用途で使える7ピンの物が多いです。
黄丸の端子を引っこ抜きます。爪があるのでピンセットなどで爪を外しながら引き抜けば外れます。
ケーブルが回収できました。PS/2とSerialに対応しているケーブルの端子は7ピンになっています。
FXの分解
FXの分解を始めます。裏のネジ4本を外して裏蓋を上にスライドさせれば外せます。一つだけシールの下にネジが隠れています。
黄丸部分にコネクタがあるので引き抜いて基板を外します。
ケーブルの配線変更
FXとなすマウスの端子です。なすの端子の配線を変更し、FXに合わせて代わりのケーブルとします。熱収縮チューブのような端の黒いケーブルはシールドになっているので、そのまま変更しなくて大丈夫です。
テスターの通電チェック機能でPS/2端子と端子根本の配線の接続をチェックしました。これを参考になすマウスの端子の配線を変更します。
なすマウスの線をシールド以外すべて引き抜きます。精密ドライバで爪を上げ、ピンセットで引き抜くと楽だと思います。ケーブルを抜いたら、差し込む前に爪を精密ドライバで上から押しておくといいです。
なすマウスの配線変更が完了しました。
ケーブル交換
なすマウスの筐体外側のケーブルの根本のストッパーをニッパーで切り取ります。
なすマウスのケーブルを取り付け、組み立て直してケーブル交換は完了です。
スイッチ交換
左クリックの交換を行います。黄丸の位置の基板をつまみ上げるとマイクロスイッチの基板が取り出せます。
OMRONのD2F-F-3-7が使われています。これの足の3ピンの半田を吸い取り引き抜きます。
交換用のスイッチには他の製品から引き抜いたD2F-01F-Tを使いました。これは軽めのスイッチなので元の物よりクリックが軽くなっています。スイッチの取り付けが終わったら元通り組み立てて終了です。