Logicool Cordless Optical TrackMan CT-100 (T-RB22)
分解とボタンのメンテナンスをします。
分解作業 その1
LogicoolのCordless Optical TrackMan CT-100です。
分解前にボールと電池を外しておきます。
丸で囲った部分の4つのネジを外せば筐体を開く事ができます。ここのネジは全て同じ長さです。
筐体を開く時、筐体上側と下側をつなぐフラットケーブルがあるので開く時はゆっくり半開きにします。
画像左側が筐体下部分、右側が筐体上部分になります。スイッチ類は筐体の上部分の基板に集中しています。
筐体上側です。スイッチはアクセスするには基板を外す必要があります。画像下側のネジが大きめ、上側のネジが小さめになってるので覚えておきます。
ネジを外すと基板が外せますが、この基板の奥にはもう一つフラットケーブルがつながっているので静かに持ち上げます。
スイッチのメンテナンス(左クリック、ホイールクリック、6~8ボタン)
この基板には通常のマイクロスイッチの左クリック、小型のマイクロスイッチのホイールクリック、ホイール周辺の6~8ボタンは足が4つあるタイプの小型タクトスイッチになっています。
サンハヤトの接点洗浄剤RC-S201でスイッチ内部の接点を洗浄してチャタリングの改善と予防を行います。
左クリック用のマイクロスイッチに対して、「マイクロスイッチの接点洗浄」を参考に接点洗浄剤を吹きかけます。
続けてホイールクリック用の小型マイクロスイッチに対して接点洗浄剤を吹きかけます。これもスイッチを押した状態で吹きかければ中に入るんじゃないかと思います。
6~8ボタン用の小型タクトスイッチにも接点洗浄剤を吹きかけます。
このCT-100はホイールの上のボタンの反応が悪かったのですが、これで回復しました。
分解作業 その2
4~5ボタン用のマイクロスイッチにアクセスするために分解作業を進めます。
丸で囲った部分を指で摘み、手前に引くとホイール周りの部品が外れます。
取り外したホイールです。先端のホイールが簡単に外れそうなので慎重に扱いましょう。
続けて4~5ボタンが実装されている基板を外します。
黄丸の部分を摘んで引っ張る事で外れますが、青丸のボタンの部品が引っかかる場合は青丸の部品を避けつつ外します。
4~5ボタンが実装されている基板が外れました。
スイッチのメンテナンス(4~5ボタン)
先ほどの作業と同様にスイッチに接点洗浄剤を吹き付けます。
組み立て作業
作業が終わったら組み立てます。まずは4~5ボタンの基板を取り付けます。
部品を奥まで押し込みます。取り付け後、4~5ボタンがちゃんと押せる確認しておきます。
ホイールを取り付けます。
画像の向きから見てホイールの部品の凹んだ方を手前にして取り付けます。
ホイールを取り付けました。
左クリック用のスイッチなどが実装されている基板を取り付けネジを締めます。
あとは蓋を閉めて背面のネジを締めればOKです。
スイッチのメンテナンス(右クリック)
そういえば右クリック用のスイッチを見てないなーと思ったら、筐体下部分のこんな所にありました。
ここにも洗浄剤を吹き付けておきます。
ボールのメンテナンス
フッ素コーティングスプレーのボナンザです。
CT-100は元々ボールの滑りはよいですが試しに使ってみます。
缶をよく振ってスプレーして手で馴染ませティッシュで拭き取りました。
他のトラックボールで使った時と同じように、より滑らかにボールが転がるようになりました。