Saitek GM3200 Laser Mouse

分解をします。

外観

パッケージ XPロゴ

XPのロゴがある古そうな製品が部屋から出てきました。普通に使う分にはどのOSでも使えます。

内容物 ラバーコートの劣化

付属品はCDのみです。時間経過で左右クリックと両側面のラバーコートが溶けてベタベタになっています。ボタンが邪魔で作業がしづらいので、分解したあとにガラスクリーナーを付けてこすって落としました。

表 裏

ホイールの下に、前後に倒して使う4つの解像度を変更するボタン、2つのモードを変更するボタンがあります。裏面はテフロン製のぬるぬるしたソールが付いています。

重り関連の説明図 裏面のフタを開いた

裏面のフタを開くと付け外し可能な重りが出てきます。

左側面 右側面

左側面には解像度とモードを示すLED、4・5ボタンがあります。右側面はラバーコードの滑り止めがあるだけです。

接続時のLED点灯 メーカーロゴの3色LED

PCに接続すると派手に点灯します。マウスの手前にあるメーカーロゴは3色が時間毎に切り替わる凝った仕様です。

特徴

パッケージ裏より

≪主な特徴≫
・長時間の使用にも疲れない優れたエルゴノミクス(人間工学)デザインを持つレーザーマウス - 高精度(解像度3200dpi)と優れた対速度/対加速度性能を発揮。
・マウスの重量は調整可能。さらに、テフロン製マウスフットにより、正確な操作が可能。
・クールなライティングエフェクト - 9個のLEDが点滅。

≪その他の特徴≫
・解像度は4段階(800/1600/2400/3200dpi)に設定可能。
・手に抜群にフィットするように配置された3個のボタンとスクロールホイール。
・4個のボタンはプログラム可能 - シフト機能を使えば、1個のボタンに別のコマンドをマッピングすることも可能。
・毎秒4.5メガピクセルの設置面情報処理能力により、最大20Gの対加速度性能を実現。
・インターフェースには高速の転送速度を誇るUSB2.0を採用 - ピンには信号劣化の心配がない金メッキを使用。
・SST(Saitek Smart Technology)プログラミングソフトウェアに対応 - 特定のゲームに特化したプロファイルのプログラムが可能。
・レーザーグレアを防止する省電力スリープモード搭載。

≪仕様≫
インターフェイス:USB
対応OS:Win2000/XP/XP64
本体サイズ:120×70×50mm
本体重量:147g
ケーブル長:1.9m
保証期間:1年間

分解

下側ネジ 上側ネジ

重りをすべて外し、重りが収まっていたスポンジの下にあるネジを外します。スポンジは両面テープで固定されています。

ケーブルでつながる上下 コネクタの爪

ネジ3本を外すと筐体が開きますが、上下がケーブルでつながっているので外す必要があります。手前のケーブルコネクタは爪で固定されているので、精密ドライバで片方ずつ爪を外しながら引っ張ります。

奥のコネクタ 筐体が開いた

もう片方のコネクタはゆっくり引っ張ると外れます。筐体の上下が分離しました。

筐体下側

基板の配置 ケーブル経路

下側は、1~3ボタン用スイッチ・ホイールなどを乗せたスイッチ基板、レーザーセンサーを乗せた基板、イルミネーション用のLED基板、USBコントローラなどが積まれたメイン基板があります。ケーブルはメイン基板へ直付けになっています。

LEDの配置 下側内蔵LED点灯

この状態でPCに接続するとこうなります。

スイッチ基板

スイッチ基板ネジ1 スイッチ基板ネジ2

スイッチ基板は両脇のネジ2本で固定されています。LEDが邪魔になるので一時的に向きを変えてしまうとよいでしょう。

スイッチ基板を外した スイッチ基板のピン

ネジを2本外したあと、メイン基板とつながる8本のピンを引き抜くように引っ張れば外れます。

スイッチ基板表 スイッチ基板裏

スイッチ基板の表裏です。左右クリックに使われているマイクロスイッチにはTTCと表記されています。ホイールはロータリーエンコーダで、ホイールクリックになる3ボタンのスイッチは4本足のタクトスイッチです。

センサー基板

センサー基板を固定する爪 センサー基板の外し方

センサー基板は2つの爪で固定されています。画像手前側を軽く持ち上げるようにすると爪が外れます。

センサー基板を外す レーザーセンサー

センサー基板を外すと裏側からセンサーが見えます。

LED基板

LED基板の爪 LED基板を外す

LED基板は爪2本で固定されています。

LED基板裏

裏側はこのようになっています。

メイン基板

メイン基板のネジ メイン基板を外した

各基板を外した状態で、中央のネジを外すとメイン基板が外れます。

メイン基板表 メイン基板裏

メイン基板の表裏です。

ケーブル根元

ケーブルは赤:5V、白:DATA-、緑:DATA+、黒:GND、シールドです。

筐体上部の分解

筐体上部のネジと爪 左側面の爪

スイッチ基板を固定するネジ3本が見えますが、先に側面を外す必要があります。側面の爪は画像の2つと反対側に1つありますが、手前の2つを外して揺すれば逆側の1つも外れます。

左側面の取り外し スイッチ基板の取り外し

爪を外すと左側面のパネルが外れます。続けてネジ3本を外せばスイッチ基板も外れます。

スイッチ基板@上部

DPI/MODEスイッチ サイドスイッチ

DPI変更用のタクトスイッチは小型の4本足が2つ、MODE変更用は4本足のタクトスイッチが使われています。サイドボタンはライトアングルタクトスイッチが使われています。

接点洗浄剤

ボタンの調子が悪くなくても、分解したらついでに接点施錠剤でも吹いておくとよいかもしれません。

左右ボタンの外枠部分

左右ボタンの爪 左右ボタン外枠を外した

ラバーコートがされた左右ボタンの外枠部分は爪4本で固定されています。最初に画像右側の2つを外せば、もう片側の爪も外せます。

右側面

右側面のパネルも爪で固定されていますが、強くて固定されていたのでそのままにしました。

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