TEAC FD-05PCR
USB接続のメモリーカードリーダとフロッピードライブの複合デバイスから、フロッピーだけ取り出して別の筐体に移植します。
FD-05PCRの分解
フラッシュメモリーとフロッピーに対応した、USB接続の3.5インチドライブです。USB2.0接続ですがSDHC以降には非対応で使い道がありません。フロッピーは倍速読み込みです。手持ちの倍速はこれしかないので、こちらの機能は欲しいところです。
背面のネジ2本を外し、筐体のつなぎ目にテレホンカードのような薄い物を滑り込まして爪を外します。
ネジ1本とコネクタを外して、ドライブをテコで持ち上げて外しました。
4つ付いている黒いテープの下にドライブ固定用のアルミ板が付いていたようで、先にそれを外しておけば普通に外せそうでした。ネジ3本を外すと基板が外せます。
ここで基板にUSBケーブルを接続し、ドライブと基板を結ぶケーブルをテスターで調べてみたところ、赤が+5Vで黒がGNDでした。
基板とドライブをつなぐケーブルです。USBケーブル交換と同じ要領で爪を外してケーブルを引き抜きます。
適当なマウスから取り外したUSBケーブルです。こちらも同じようにコネクタを外します。マウスの部品に、USBケーブルが回収できたマウスがいくつか載っています。
「赤白灰黒」の並びから「赤白緑黒」に変更して接続します。交換したUSBケーブルの、熱収縮チューブが付いた黒い線は取り付けなくても動作します。
交換したUSBケーブルを接続すると認識されて、フロッピーの読み込みができました。
PC-VP-BU04の分解とドライブ移植
NECのUSB接続フロッピーディスクドライブPC-VP-BU04/OP-210-74501です。こちらのドライブは等速です。
ケーブルそばのネジ1本を外し、筐体の隙間にヘラを差し込んで左右に動かすと爪を外すことができます。爪が外れたら、筐体上面を手前に押し出すように力をかけると外すことができます。
中のドライブを持ち上げるとそのまま外すことができます。
FD-05PCRのドライブを筐体に収めます。フェライトコアは付けたままではフタが閉められませんでした。
フェライトコアを外し、ケーブルの途中で結び目を作ってストッパー代わりにします。筐体を閉じると、ケーブルの根元部分がガラ空きで少々気になります。
移植が完了しました。フロッピーの着脱や読み書きなど、動作に問題もありません。