Tablacusの初歩的な設定

Tablacus Explorerを初めて触った人向けの内容を扱います。

表示とアドオン

初期状態上部

Tablacusの初期状態の画面です。ここの「メインメニュー」や「戻る」などはすべてアドオンによる表示となっており、アドオンのON/OFFで表示/非表示、各アドオンのオプションから位置変更などのカスタマイズができます。

表示以外のさまざまな機能もアドオンで提供されており、自由に選ぶことができます。

アドオンのON/OFF

アドオン画面@表示周り

メインメニューから「ツール-アドオン」を選ぶと、現在インストールされているアドオンの一覧が表示されます。ここでの操作は、名前左の○をクリックして「上へ/下へ」ボタンでアドオンの並び替え、有効のところをクリックすればアドオンのON/OFF、右側の×はアドオンを削除できます。

画像のバージョンでは、画面上部の表示周りに10個のアドオンが割り当てられていますが、試しに全てOFFにしてみました。OFFにしたあとに画面下にあるOKボタンを押せば反映されます。

表示アドオン無効化

アドオンをOFFにすることで、アドオンによって表示されていたボタンなどが消えました。このようにアドオンのON/OFFで必要な機能の選択が可能です。

タイトルバーを右クリックすると「Options...」と表示されるので、オプション画面を開くために必要なアドオンを全てOFFにしてしまった場合でも、オプション画面を開くことが可能です。

表示位置の変更

位置設定画面

例としてメインメニューを移動させます。アドオン一覧にある「メインメニュー」のオプションをクリックすると位置の設定画面が表示されます。3行目の1列目をクリックしてOKボタンを押します。

メインメニューの移動

1段目にあったメインメニューが2段目に移動しました。

同じ位置に配置されたアドオンの並び

同じ位置のアドオン

初期状態では2行目の1列目にアドオンが5個設定されています。

上への配置換え

アドオン画面を開き「上へ」を「戻る」の上に移動させてOKボタンを押します。アドオン一覧の並び替えはドラッグ&ドロップでも可能です。

同じ位置の並び替え

ボタンの並びが変わって「上へ」が先頭に来ました。同じ位置に配置されたアドオンは、アドオン一覧の並び順で表示されます。

アドオンの追加と配置

更新アドオンの追加

オプション画面左側にある「アドオンを入手」を選ぶと、インストール可能なアドオンの一覧が表示されます。アドオンは大量にあるのでフィルタ機能を利用すると目的の物が探しやすいです。

フィルタ欄に「更新」と入力してフィルタボタンを押しました。その中の「更新」をインストールします。インストールボタンを押すとアドオンのファイルがダウンロードされ、Tablacusのアドオンフォルダにインストールされます。

更新の並び

アドオン一覧で一番下に追加された「更新」をフィルターバーの上に移動させます。

更新のオプション

アドオン一覧にある「更新」のオプションを開き、位置タブを選びます。2行3列目のフィルターバーと同じ位置を選択してOKボタンを押します。

更新ボタンを表示

ウェブブラウザのようなアドレスバー横に更新ボタンが表示されるようになりました。アドレスバーと同じ位置にすると2段表示になるので、フィルターバーと同じ位置にしています。

アドレスバーの表示

パンくずリスト表示

Vista以降のアドレスバーは「項目1>項目2>項目3」のようなパンくずリスト表示になり、Tablacusでも同様の表示です。

XPスタイル表示

「アドレス バー」アドオンのオプションにある「XP スタイル」のチェックを入れて反映させると、従来の表示にできます。

ツリー表示

Tablacusではツリーの表示手段がいくつかあります。

3種類のツリー

ツリー

ツリー

ツリーボタンか、「オプション-ツリー-全般」の「表示する」を選んでOKを押せば表示されます。アドオンの「ツリー」はツリー表示のON/OFFボタンで、そのアドオンなしでもツリーは使えます。

フレーム

フレーム

タブを右クリックして「フレームを表示」を選択します。エクスプローラー風の表示です。

サイドツリー

サイドツリー

「アドオンを入手」から「サイド ツリー」をダウンロードして有効にします。オプションで右側に配置することもできます。最初のツリーはタブの下に表示されていましたが、これはタブと同じ高さのところが頂点になっています。

3種同時表示

ツリー3種

制限はないので全て有効にすることもできます。左からサイドツリー、ツリー、フレームです。

ツリーの設定

「オプション-ツリー」から3種類のツリーに適用される設定が行えます。最初の「全般」のみ通常のツリーのON/OFFで他のツリーには関係ありません。「オプション-メニュー-ツリー」の設定は、ツリーを右クリックしたときに表示されるメニューの項目を追加できます。

「名前の編集禁止」や「ドラッグ禁止」を有効にすると、ツリーにあるフォルダを2回クリックしたときの名前変更や、選択するつもりなのにドラッグしてしまうような誤操作を抑制できます。設定画面とは別に、アドオンの「ツリーのドロップ禁止」を追加すれば、ツリーへのファイルやフォルダのドロップを抑制することができます。

分割とフォルダの表示設定

分割表示は一見敷居が高そうに見えますが導入は簡単で、使ってみると重宝する機能です。

分割表示

メインメニューの「ツールーレイアウトの読み込み」からレイアウトファイルを読み込んで分割表示ができます。「1tab.xml」を読めば最初の状態に戻ります。

横2画面

横2画面

「h2tabs.xml」を読み込むと上下2分割の表示になります。

縦2画面

縦2画面

「vertical_tab.xml」を読み込むと左右2分割の表示になります。

4画面

4画面

「4tabs.xml」を読み込むと4分割の表示になります。

分割とサイドツリー

4画面+サイドツリー

分割表示中にツリーやフレームを表示させると画面ごとに表示されますが、アドオンの「サイド ツリー」を導入すればツリーを1つで済ませられます。

フォルダの表示設定

標準搭載の「フォルダの表示設定を覚える」アドオンと、アドオンの入手から導入できる「フォルダの表示設定を引き継ぐ」を組み合わせた設定例です。

普通のフォルダは「フォルダの表示設定を引き継ぐ」で全て同じ表示にし、ゴミ箱などカラム内容が異なるフォルダの設定は「フォルダの表示設定を引き継ぐ」で覚えるようにします。

表示設定を引き継ぐのフィルタ

「フォルダの表示設定を引き継ぐ」のオプションを開き、フィルタ欄に入力されている文字列を範囲選択して文字列をクリップボードにコピー(Ctrl+C)します。

フォルダの表示設定を覚えるの無効にする

「フォルダの表示設定を覚える」のオプションを開き、無効にする欄を選択して貼り付け(Ctrl+V)て、下のOKボタンを押します。これで「フォルダの表示設定を引き継ぐ」の担当外の部分にのみ「フォルダの表示設定を覚える」が適用されます。

カラムの調整

カラムを右クリック

名前やサイズなどが表示されている部分を右クリックすると各項目が表示され、それをクリックすると表示/非表示が切り替わります。下にある「その他」をクリックすれば、多様な項目の追加が可能です。そこからカラムの幅を数値で指定することもできます。

カラムを調整

名前などの各項目はドラッグアンドドロップで場所を変更できます。項目右側の区切り線はドラッグして幅調整、ダブルクリックすると幅が自動調整されます。

種類はアイコンや拡張子ですぐ分かるので非表示にし、名前の部分を少し縮め、更新日時の右端をクリックして余白を削除すると右側がだいぶ空きました。分割表示をするときはカラムを調整してコンパクトにまとめるとよいです。

「オプション-一覧-日付時刻」の空欄に「yy/MM/dd HH:mm」と入力すれば、更新日時の「2019/01/01」が「19/01/01」となって若干省スペースにできます。ついでに「オプション-一覧-サイズ」を自動からKBにすると、サイズの大きなファイルは桁数が増えるのでぱっと見で大小が分かりやすくなります。

タブのアドオン

「アドオンを入手」から以下のアドオンを追加しておくと、名前どおりの効果でタブが散らかるのを軽減できます。

フォルダの削除やドライブの取り外しなどで、開いている対象がなくなってしまった空タブを開くと、カラムが初期状態になります。このとき「フォルダの表示設定を引き継ぐ」アドオンも初期化された状態を引き継ぎます。「削除時にタブを閉じる」を入れて自動で空タブを閉じるようにしておけば、この現象が起こりづらくなります。

「System Volume Information」などの中を参照できないフォルダを開いたり、Tablacusが動作していないときにタブで開いていたものがなくなったりすると空タブになり、カラムが初期化されます。

ステータス表示

ステータス関連のアドオン

「アドオンを入手」から「ステータスバー」と「サイズ情報バー」を追加しました。

ステータス表示

画面下部にステータスとサイズ情報が表示されます。ステータスは1つだけ選択中ならその詳細、複数選択している時は選択数が表示されます。サイズ情報は何も指定していないときはディスクの空き容量、選択中はそのファイルのサイズ、複数選択時は合計サイズが表示されます。

ステータス表示の配置

これらアドオンもオプションから表示位置の変更ができます。ここでも同じ位置にしたときの並びは、アドオン一覧のものが反映されます。

ステータスバーEX

多機能なステータスバーです。Revolverで配布されているファイルをダウンロードし、解凍した「statusbarex」フォルダを、「Tablacus」フォルダ内にある「addons」フォルダに放り込みます。

ステータスバーEX有効化

アドオン一覧の下に追加されているので有効化します。

複数ファイル選択

選択中のファイル数とその合計容量に加えて、ディスク空き容量/総容量、フォルダ内のファイルの総数などが表示されます。ファイルを1つ選択すると左側に種類などが表示されます。

設定

ステータスバーEX設定

アドオンの設定画面でいくつか設定ができます。

フォルダとジェスチャ

フォルダのチェックを入れると選択中フォルダの容量、ジェスチャにチェックを入れると実行中のマウスジェスチャが表示されます。

ダークモード

目の負担を減らす黒基調の表示になります。

ダークモードアドオン

「アドオンを入手」から「ダークモード」で検索して追加します。

デフォルトカラー表示 ダークモード表示

アドオンを追加した時点で有効になっているので、そのままOKを押して設定画面を閉じると、カラーリングが変化します。

ダークモードオフ

アドオン画面からチェックを外せば元の色に戻せます。

背景色の微調整

人によって背景色を調整するとより見やすくなることがあります。

色アドオン

「アドオンを入手」から「色」で検索して色アドオン追加します。

色アドオンの設定ボタン

アドオン一覧を開くと下に追加されているので設定ボタンを押します。

色アドオンの設定画面

設定画面ではバックグラウンドを「#333333」と入力します。

ダークモード表示 背景色変更表示

背景色が若干明るくなりました。色アドオンを無効にするか、入力した「#333333」を削除して空欄にすると元の色に戻ります。

数値は最低値の#000000が黒で最大値の#ffffffが白です。16進数で記述するので0~9、a~fと値が大きくなっていきます。

ツールバー

ツールバーへの登録例です。

ツールバーへの登録手順

まずはツールバーのオプション画面を開きます。アドオン一覧でオプションを選ぶか、画面に表示されているツールバーを右クリックして開くこともできます。

ツールバーの機能登録手順

画像の手順で機能を登録していきます。名前とアイコンはなんでもOKです。左下の「位置」からツールバーの位置を変更できます。今回は3行1列目に移動しておきました。

ツールバーのアイコン

アイコン画面は、各ボタンを同時に開いて中身を閲覧できます。

今回の登録内容

名前タイプオプションアイコン
戻るタブ戻るbitmap:ieframe.dll,214,24,0
進むタブ進むbitmap:ieframe.dll,214,24,1
上へタブ上へbitmap:ieframe.dll,214,24,28
区切りメニュー区切りなし
元に戻す編集Ctrl+Zbitmap:ieframe.dll,214,24,8
繰り返し編集Ctrl+Ybitmap:ieframe.dll,214,24,9
切り取り編集Ctrl+Xbitmap:ieframe.dll,214,24,5
コピー編集Ctrl+Cbitmap:ieframe.dll,214,24,6
貼り付け編集Ctrl+Vbitmap:ieframe.dll,214,24,7
区切りメニュー区切りなし
新規ファイルツール新規ファイルbitmap:ieframe.dll,214,24,11
新規フォルダツール新規フォルダbitmap:ieframe.dll,204,24,15
区切りメニュー区切りなし
オプションオプション全般bitmap:ieframe.dll,697,24,7

登録完了

ツールバー登録後

上記の手順で表の機能を登録しました。「戻る」アドオンなどはツールバーでも再現できます。

メインメニュー削除

「戻る」アドオンなどをOFFにしてツールバーの横にアドレスバーを移動しました。メインメニューの機能がツールバーで間に合うなら、メインメニューをOFFにしてスペースを確保してもよいかもしれません。アドオン「メイン メニュー」をOFFのまま削除しなければすぐに戻せます。

他の登録例

Tablacusから他のアプリを起動したり、ドライブやフォルダを開くボタンを設置することもできます。

オプション欄は「参照」ボタンからexeファイルやフォルダなどを選んで「開く」ボタンを押せば自動で入力されます。別のファイルからアイコンを登録する場合、参照ボタンの横にある「ファイル」ボタンからアイコンを含むファイルを指定してください。パスを直接入力してもOKです。

名前タイプオプションアイコン
アプリの実行
レジストリ実行%windir%\regedit.exe%windir%\regedit.exe
メモ帳選択項目C:\Windows\notepad.exeC:\Windows\notepad.exe
ドライブやフォルダを開く
Cドライブ開くC:\icon:imageres.dll,31
フォント新しいタブで開くC:\Windows\Fontsicon:imageres.dll,72
ごみ箱バックグラウンドで開くごみ箱icon:shell32.dll,31

アプリのタイプが「実行」だとアプリが起動し、「選択項目」なら選択中のファイルを指定アプリで開きます。大抵のアプリはexeファイルにアイコンも含まれているので、アイコンの欄にexeのパスを入力すればアイコンが表示されます。「%windir%」のような入力も可能です。

フォルダなどを開く時のタイプ「開く」は現在のタブから移動、「新しいタブで開く」は新しいタブを開いてそのタブを表示、「バックグラウンドで開く」は現在表示しているタブはそのままで新しいタブを開きます。

アイコンの高さ

アイコンの高さ 高さ変更後

ツールバーの他のアイコンと大きさが異なるとき、「高さ」の欄に数値を入力して高さを合わせることができます。とりあえず高さは空欄のまま登録をして、高さが合わないときは数値を入力して「置換」ボタンで変更を反映させます。

複数の項目を編集するとき、1項目ごとに「置換」ボタンを押して変更を反映させる必要があります。

マウスジェスチャ

マウスジェスチャは「マウス」アドオンから利用できます。よく使う操作を登録すれば効率よく操作ができます。

「マウス」アドオンの初期設定

初めに登録されている設定です。ジェスチャの他にマウスのサイドボタン(4~5ボタン)などの設定もされています。

マウス欄の数字などは、1:左クリック、2:右クリック、3:ホイールクリック、4:4ボタン、5:5ボタン、8:ホイール上回転、9:ホイール下回転、U:上、D:下、L:左、R:右、となっています。「,」で区切れば複数の操作に同じ動作を割り当てることができます。

例えば「2UD」は右クリックを押しながらマウスを上に動かしてから下に動かすと画面を更新、「28」は右クリックを押しながらホイール上回転すると現在のタブの左隣のタブを開きます。「11」はダブルクリック、「21」は右クリックを押しながら左クリックを押します。

マウス名前タイプオプション
全体
28前のタブタブ前のタブ
29次のタブタブ次のタブ
一覧
2L,21,4戻るタブ戻る
2R,12,5進むタブ進む
2U上へタブ上へ
2UD最新の情報に更新タブ最新の情報に更新
2D新しいタブタブ新しいタブ
2DRタブを閉じるタブタブを閉じる
3バックグラウンドで開くタブバックグラウンドで開く
一覧(バックグラウンド)
11上へタブ上へ
3新しいタブタブ新しいタブ
ツリー
割り当てなし
タブ
11ロックタブロック
3タブを閉じるタブタブを閉じる
8前のタブタブ前のタブ
9次のタブタブ次のタブ
タブ(バックグラウンド)
11新しいタブタブ新しいタブ
ブラウザ
割り当てなし

「一覧」と「一覧(バックグラウンド)」

初期状態でホイールクリック(3)を、ファイルやフォルダの上で押すと「一覧」で設定されている「バックグラウンドで開く」が適用、何も選択していない状態で押すと「一覧(バックグラウンド)」で設定されている「新しいタブ」を開きます。

タブの方も同様で、タブの上でダブルクリック(11)すると「ロック」、タブ横の空欄でダブルクリックすると「新しいタブ」が開きます。

登録手順

マウスジェスチャの登録手順

「マウス」アドオンのオプションを開き、左上のプルダウンから登録したいグループを選択します。

マウスの操作内容の入力は、「入力」ボタンを押して実際にマウスを操作して登録、右上の「LB」などのボタンを1つずつ押して登録、「マウス」の入力欄に直接文字を入力して登録、以上3種類の入力方法があります。ジェスチャは2~3ボタンから登録可能です。

名前はマウスジェスチャ実行時に表示されるので、見て分かる内容にします。

あとはツールバーのときと同様に、タイプを選んでオプションを入力します。タイプによってオプションは「参照」ボタンから選べるものと、オプション欄に直接入力する物があります。

最後に「追加」ボタンを押せば左側の一覧に登録されます。既存のものを変更する場合は「置換」ボタンを押せば変更が反映されます。

登録例

グループ「一覧」の設定をしてみました。使用頻度が高い動作は、少ない操作回数で登録した方が便利です。似たような機能でまとめておくと、操作を覚えやすいかもしれません。

マウス名前タイプオプション
操作回数1回「↑↓←→」
2U一番上へ移動キー^{Home}
2D一番下へ移動キー^{End}
2L戻るタブ戻る
2R進むタブ進む
操作回数2回「↑開始↓←→」
2UD最新の情報に更新タブ最新の情報に更新
2UL前のタブタブ前のタブ
2UR次のタブタブ次のタブ
操作回数2回「↓開始↑←→」
2DU新規ファイルツール新規ファイル
2DL削除キー{Del}
2DRタブを閉じるタブタブを閉じる
操作回数2回「←開始→↑↓」
2LRすべて選択キー^a
2LU選択場所から上をすべて選択キー+{Home}
2LD選択場所から下をすべて選択キー+{End}
操作回数3回「↓↑開始←→」
2DUL元に戻すキー^z
2DUR繰り返しキー^y
操作回数4回「←↓→↑」
2LDRUアドオンオプションアドオン

タイプ「キー」は「SendKeys」と同じような文字列を使います。「SendKeys」で検索するとそれら一覧を載せているサイトが出てきます。設定例の「^」は「Ctrl」、「+」は「Shift」になります。Aなどの普通のキーは、例えばすべて選択の「Ctrl+A」なら「^a」と小文字で入力します。

表の4回操作は四角を描くように操作をします。一見大変そうですが割と適当に操作をしても拾ってくれるので、ゆっくり繰り返し操作をして慣れていけば容易に入力できるようになります。

画像のサムネイル表示

特大アイコン

メインメニューか右クリックメニューの「表示」を選択し、「並べて表示・中アイコン・大アイコン・特大アイコン」のどれかを選ぶと画像ファイルをサムネイル表示できます。Windowsのエクスプローラーと同じ機能です。

サムネイル表示で常に自動整列を有効にするなら、「オプション-一覧ースタイル」の「自動的に整列」にチェックを入れます。

Winaero Tweakerで画像間隔変更

Winaero Tweakerでアイコン間隔を変更

Windowsの初期設定だと画像の間隔が広めですが、Winaero Tweakerでアイコン間隔を変更することができます。

間隔縮小後

適用後、間隔が狭くなりました。戻すときは、Winaero Tweakerの上記画面を開いて「このページをデフォルト値に戻す」を押して「変更を適用」させます。

サムネイル画像の表示サイズ変更

サイズ変更

キーボードのCtrlキーを押しながらマウスのホイールを操作すると、画像の表示サイズを変更できます。

詳細表示でこの操作をするとアイコンの大きさが変わり、それと同時に行間隔が変わるので表示の微調整に使えます。

エクスプローラで扱える画像フォーマットを増やすインストールアプリSageThumbs

SageThumbsをインストールした状態で、Tablacusの「サムネイルエンジン」アドオンを有効にすると、TablacusでもSageThumbsが利用できます。

SageThumbsの設定から、サムネイル上にアイコンを表示させたり、Windowsのサムネイルキャッシュを利用するかどうかなどの変更ができます。Tablacusの詳細表示でアイコンが白くなる場合、「Explorer上でサムネイルをアイコンとして使用する」をオフにします。

ツールバーやマウスジェスチャへの登録

表示の変更を登録しておけば必要なときに素早く切り替えができます。登録時にタイプの「表示」を選択したあと、「参照」ボタンを押せば一覧からオプションを選べます。

名前タイプオプション
詳細表示詳細(&D)
並べて表示表示並べて表示(&S)
中アイコン表示中アイコン(&M)
大アイコン表示大アイコン(&R)
特大アイコン表示特大アイコン(&X)

上の内容に加えて、ツールバーならアイコン、マウスジェスチャなら入力方法を指定してください。

サムネイル表示がされない場合

表示を変更しても画像のサムネイル表示がされず、大きなアイコンが表示される場合は設定を変える必要があります。

「Windowsキー+X」を同時押し→「システム」→左側にある「システムの詳細設定」→上にある「詳細設定」のタブ→パフォーマンスの「設定」→「アイコンの代わりに縮小版を表示する」にチェックを入れてOKボタンを押せばサムネイル表示が有効になります。

Windows 11は場所が少し変わって、「システム」→「バージョン情報」→関連リンクの「システムの詳細設定」から上記の画面に入れます。

「拡張子でアイコン変更」アドオン

このアドオンのオプション画面で「小さいアイコン」と「大きいアイコン」が指定できますが、大きい方を指定するとアイコン表示が優先されるので、画像サムネイルを表示させたいアイコンの「大きいアイコン」は空欄にしておきます。

縦スペースの確保

縦が短い低解像ワイド液晶向けの設定です。メインメニューをボタンで代替し、他のボタンやツールバーと一緒に横に移動します。デフォルトでは上にあるタブも横に回し、アドレス・フィルタバーはサイドツリーの上に設置します。

メインメニューボタン

1行使うメインメニューを1ボタンから呼び出せます。「アドオンを入手」から取得してください。

メインメニューボタン

ボタンをクリックするとメインメニューが表示されるので、メインメニューアドオンを外せます。

ボタンをライトバーに移動

位置をライトバーに移動

登録されている各ボタンとツールバーの設定画面を開きます。位置タブを開いてライトバーにボタンをすべて移動させます。

ボタンが右側に移動

左上のボタンが右側に移動しました。

ライトバーの幅の変更

ライトバーの境界をドラッグして幅を縮めます。するとボタンが縦一列に並びます。ドラッグだけでなく、オプションの「全般」にある「ライトバー幅」から数値を入力して指定することもできます。

タブプラス

標準で搭載されているタブのカスタマイズアドオンです。

タブプラスの設定

タブプラスの設定画面を開いて配置を右か左にします。アイコンやドライブのチェックを外せば、幅を狭めることができます。

タブが横に移動

タブが横に移動しました。

タブカラープラス

タブに色を付けます。「アドオンを入手」から取得してください。

タブカラープラスの設定

設定画面で対象と色を指定します。右側の色をクリックするとカラーパレットが表示され、そこから色を指定することもできます。色設定を入力する場合、#RRGGBBか#RGBの6桁か3桁の16進数で指定します。画像の例なら#eec、#cee、#cceと指定することもできます。

タブカラープラス適用

ドライブごとのタブに異なる色が付いて区別がしやすくなりました。色は極端な変化を付けない方が見やすいかもしれません。

サイドツリー

各ウインドウから独立したツリーです。「アドオンを入手」から取得してください。

位置をレフトバーに移動

「アドレスバー」と「フィルターバー」アドオンをレフトバーに移動します。

サイドツリーの上に

サイドツリーの上にバーが移動しました。レフトバーの幅もライトバーと同様に、境界付近のドラッグやオプションの「全般」にある「レフトバー幅」から変更できます。

ツリーフィルタ

ツリーに表示される不要な項目を隠せます。「アドオンを入手」から取得してください。

ツリーフィルタアドオンの設定

「ツリーフィルタ」アドオンの設定を開いて隠したい項目を入力します。下の選択ボタンから場所を指定することもできます。

ツリーフィルタ適用

フィルタが適用されて表示がすっきりしました。

Everything

高速ファイル検索アプリのEverythingを導入しているなら、Everythingアドオンを追加してサイドツリーの上に設置するとよいです。

一瞬で表示されるEverything本体と違い、検索に該当するファイルが多いほど検索が遅くなります。アドオンの設定から項目数を制限して、制限を超えるときはEverything本体を使うとよいです。

Tablacusのお気に入り機能は、Everythingのブックマーク機能と同じような使い方ができます。

アップデートとバックアップ

アップデート

メインメニューの「ヘルプー最新版の確認」を選ぶとアップデートがあるか確認できます。もしアップデートがあるならOKボタンを押すと更新されてTablacusが自動で再起動します。

また、公式サイトから最新ファイルをダウンロードし、Tablacusを終了してから解凍したものをTablacusフォルダへ上書きしてもアップデートできます。この場合は「戻る」など標準搭載のアドオンも含まれるため、もし削除しているなら再び追加されます。

プログラムのバージョンとアドオン

最新版が必要なアドオン

いくつかのアドオンは特定以降のバージョンが必要になります。そういったアドオンをアップデートした状態で、以前のバージョンのプログラムを上書きするとアドオンが使えなくなります。バックアップをするなら、普段使っているTablacusのフォルダをそのまま圧縮するなどして別途保存した方がよいです。

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