EaseUS DiskCopy Home
フリーのHDD丸ごとコピー・パーティションコピーが可能なEaseUS DiskCopyを使ってみます。
ダウンロード
EaseUS Disk Copy Freewareにアクセスして、Free版を選びます。次のページでも一番上にあるFree版を選びます。
最近は名前やメールアドレスの入力も必要になったようです。
USBメモリを使った起動ディスクの作成
何も入っていないUSBメモリを差し込みます。画像のは128MBと小容量で10年近く前の古い製品ですが使えました。
実行ファイルをクリックするとどのメディアで起動ディスクを作成するか聞いてくるのでUSBを選択して右下の「Proceed」ボタンを押します。
フォーマットすると確認してくるので、問題がなければOKボタンを押します。
作業中のダイアログが出ます。
作業が完了しました。OKボタンを押すと最初の画面に戻るので×ボタンを押して終了します。
USBメモリのプロパティを開くと、ボリュームラベルが「EASEUSBOOT」に変更され、中に計35MB程度のファイルが保存されています。PC起動時のドライブ選択でこのメモリを選択すれば、EaseUS DiskCopyが使えます。
DiskCopyの実行
ディスク丸ごとコピーを実行します。見た目が分かりにくく、操作ミスをするとデータが全て消えるので、大事なデータは事前にバックアップした方が良いです。
EaseUS DiskCopyの起動
PC起動時に特定キーを押して起動ディスク選択画面に入ります。この画面に入るキーはPCによって異なります。一覧の中からUSBメモリを選びます。しかし何度やってもUSBメモリから起動しません。
BIOS画面を見てみると「External Device Boot」がDisable(無効)になっていたので、Enable(有効)に変更しました。
動作選択
EaseUS DiskCopyが起動しました。右下のNextを押して先に進みます。ディスクを丸ごとコピーする「Disk Copy」かパーティションを別途コピーする「Partition Copy」が選べます。今回はOSが入っているディスクをコピーするので「Disk Copy」を選んでいます。
この前にOSが入っているパーティションだけをコピーしてみましたが、ブートローダなどはコピーされないのか起動できませんでした。コピー先ドライブの画像でVistaと表示されているのはその名残です。
コピー元のドライブ選択
ここではコピー元のドライブを選択します。PCに接続しているドライブの一覧からコピー元のドライブを選びます。ディスクの容量やパーティションの構成をよく確認して間違えないようにして下さい。
コピー先のドライブ選択
コピー先のドライブを選択します。コピー先の中身は全て消えるので、慎重に選んで下さい。
最終確認
コピー前のパーティションとコピー後のパーティションが並べて表示されます。問題がなければ先に進みます。
最後に「全て上書きされる」と確認メッセージが表示されます。このダイアログでOKボタンを押すと処理が実行されます。
作業終了
しばらく放っておくと作業が終了します。終わったら右下のQuitボタンを押して終了です。
コピー元が数百ギガ~数テラの大容量ディスクだと、非常に時間がかかります。また、USB2.0接続などの遅い転送速度だとさらに時間がかかります。
パーティションの拡張
マイコンピュータを右クリックして「管理」を選ぶと管理ツールが起動します。左に表示されているツリーの「記憶域」→「ディスクの管理」を選ぶとディスクの管理画面になります。
上のDisk Copyでより大容量のディスクにデータをコピーしたので、ディスクの後ろ側に空きができています。その領域を使えるように操作します。
変更するドライブの欄を右クリックして「パーティションの拡張」を選択すると、ボリュームの拡張ウィザードが起動します。
右下の数値を入力する部分に、すぐ上に表示されている数値を入力して最大値にして先に進みます。
完了ボタンを押して終了です。
パーティションが拡張されて、ディスクの全ての領域を使うようになりました。
大容量のディスクから小容量のディスクへコピー
上の項目では小容量のディスクから大容量のディスクへコピーしましたが、条件がそろえばその逆も可能です。当然そのディスク以上の容量は受け付けられないので、大容量側のパーティションを小容量のディスク以下に変更します。実例はR61のSSD交換で250GBのHDDから30GBのSSDへコピーしています。