古い蛍光灯の点灯管交換
点灯管(グローランプ)を電子点灯管に交換します。形状はどちらも同じなので交換方法は変わりません。電子点灯管は通常の点灯管に比べて寿命が約10倍、蛍光管もより長持ちするようになり、一瞬で点灯します。
20型照明器具の点灯管の交換
おそらく20年以上交換が行われていない点灯管の交換をします。この蛍光灯は20形の直管形蛍光管が使われています。蛍光管を交換しても最初のうちは数秒で明かりがつきますが、劣化した点灯管の影響でしばらくすると点灯に数十秒かかるようになります。
外から見る限り点灯管は見当たらず放置されていましたが、蛍光管を使う以上はどこかに点灯管が付いているはずなので内部を調べてみます。
点灯管の位置
蛍光管を外すと、蛍光管を止めている左右の金具のそばにネジが一つずつありました。
ネジを外して金属のカバーを引っ張ってみると外れました。内部を見てみるとそれらしきものが見えます。
点灯管は外側に向けて開いている穴から飛び出していて、今回のようにわざわざ金属カバーを外さなくてもアクセスできるようです。蛍光管と同様に点灯管も消耗品なので当然の構造ですが、知らないと気づきにくいでしょう。
裏側に手を入れて点灯管をつかみ回せば外せます。古い点灯管は異様に黒くなっていました。
ナショナル(昔使われていた松下電器のブランド名)の15~30形用のFG-1Eです。使われている点灯管の確認が取れたので元に戻しておきます。
新しい点灯管
長年がんばったナショナルに感謝を込めてパナソニックの電子点灯管FE1Eを購入しました。元の点灯管を外して、新しい点灯管を取り付けます。
交換前後の動画
左が交換前、右が交換後です。
交換後は一瞬で点灯するようになり、どれだけたっても点灯までの時間が長くなるような事もありません。以前はすぐにつかなくなった蛍光管も、いつ交換したのか忘れるぐらい長く持つようになりました。