SANYO NH-S95の分解
SANYOの1WLED採用のオートライトを分解します。
NH-S95
外観
サンヨーのJ1端子ハブダイナモ用ライトのNH-S95です。筐体に型番は書かれていますが、SANYOの文字は見当たりません。光はあまり広がりませんがそこそこ遠くまで届きます。2013年頃のハブダイナモ装備の自転車に装着されているのをよく見かけました。普通に前照灯として使えるので、既に付いている場合はわざわざ交換する必要はありません。ハブダイナモ用のライトが必要でこれを検討している場合、どうせ買うなら別の物を購入した方がよいでしょう。
電源ケーブルは1線で先はJ1端子用になっています。LEDは1Wの小さな物が1つ付いています。正面に分解用のネジがあります。
背面に常時点灯切り替えのスライドスイッチがあります。スイッチ部にセンサーがあり、スライドスイッチでセンサーを覆い隠す事で常時点灯に切り替えます。
Sanyo TWINKLE LIGHTとの比較
SANYOハブダイナモライトセットに付いてきたTWINKLE LIGHTと似たような形状をしています。TWINKLE LIGHTの前面パネルは日光に晒されて曇っていますが、このライトも同じようになるかもしれません。
分解
手前のネジと横の金具を止めているネジを外します。ネジを外したら筐体の前後を持って引けば開きます。
基板を止めているネジ2本を外すと基板が外れます。これで分解は終了です。
基板の中央にLEDがあります。青いケーブルを使えば2線式に変更できそうです。
基板の裏側には光センサーと電解コンデンサがあります。電解コンはJAMICON製で50V4.7μF、50V220μF、10V470μFの物が付いていました。
組み立て
組み立ては逆の手順で基板を取り付けネジ止め、前後の筐体を挟んでネジ止めで終了ですが、GNDの端子を金具の部分に滑り込ませる必要があります。分解直後は癖が付いているので難しくはないですが少々面倒です。
先端が丸くなっている金具の先がネジ穴から見えています。そこに先の細いマイナスドライバを差し込んで手前に引っ張ります。
丸形金具を引いたところで自転車の固定金具をネジ止めします。取り付けたら少し筐体を開いて取り付けの確認をしておきます。
最後に筐体下にある溝から電源ケーブルが挟まらず出ているのを確認して筐体を閉じ、前面をネジ止めします