ブリジストン 3灯チップLED点灯虫 HL240
自転車の前カゴ下に取り付けるタイプの3LEDオートライトの外観や使い勝手などを扱います。
外観
このシリーズでは珍しい3灯のハブダイナモ用カゴ下取り付けのオートライトです。ブラケットをなんとかできれば右側の従来のライトの位置にも付けられそうな気がしてくる大きさです。
点灯虫の3灯ライトはYSD01(プチトリオ)というちょっと違った感じの型番でも存在します。
前面です。反射板は付いていないので別途取り付ける必要があります。初期装備のライトに反射板が組み込まれている自転車は、ライトとは別に反射板を取り付ける部分がないので面倒なことになります。
側面です。ギザギザに刻まれたレンズを通って横からも光が分配されて出てきます。停車時にも点滅するサブLEDは付いていないので、停車時に真っ暗になるのが難点です。
底面です。金具を取り付ける部分が出っ張っています。オートライトのオート/常時点灯の切り替え用のスイッチがあります。
上面と底面のレンズですが見る角度によってLEDが見えます。このレンズを通して真下と真上にも結構な明るさの光が放出されます。前カゴがメッシュタイプでカゴに何も入れていないと少々まぶしいです。
LEDは平型タイプでよく見かける黄色と白の正方形です。それぞれD4・D5・D6と番号が振られています。
側面のレンズがあるあたりに基板のネジが見えます。外側にはネジがないので、分解するには前面のレンズ部分をなんとかして外す必要がありそうです。
寸法
寸法は数世代前の点灯虫(HL200)よりも一回り小さくなっています。特に22mmという薄さは、カゴと泥よけの間のスペースがあまりない自転車に取り付けやすいでしょう。
取付金具
取り付け金具は旧機種のHL200などでも使われているNBK20です。既にカゴの下に取り付ける点灯虫を使っている場合は金具が流用できそうです。金具のネジは自転車に取り付けたあとでしっかり締めるとよいでしょう。
重さは74g(ライト48g、金具26g)です。
取り付け
カゴの底にある金具でライトをネジ止めします。
ケーブルを支柱に巻いて先端をJ1端子に差し込み、ビニールのカバーを下ろして取り付け完了です。
以上のように取り付けはドライバー1本の簡単作業です。既にライトが付いてる場合は逆の手順で外します。J1端子からケーブルを引き抜く時は根元の金属部分をつかんで引っ張ります。取り外したライトに金具やネジは袋でまとめて保管しておくとよいでしょう。
照射範囲
ライトの角度を下げた時の照射範囲はこんな具合になります。サイドLEDはありませんがレンズによって真横にも光が広がるので側面からの視認性は悪くなさそうです。3灯なのでワイドになりそうな気がしますが前方横方向にはあまり広がりません。
ライトの角度を地面と平行近くにすると結構遠くまで届くようになります。その状態だと通行人の腰から下あたりにスポットが当たります。ガラス扉などで反射した光を見てみてもあまりまぶしくありません。
明るさは街灯下でうっすら光が見える程度で特別明るいわけではありません。夜になると背を向けて歩いている人が割と気づいてくれました。大した速度ではないですが真っ暗な夜の土手でも問題なく走れました。