USB COOL 2WAY SPEAKER
USB給電スピーカーのデジタルアンプを取り出します。
分解とデジタルアンプの取り出し
メーカー不明のUSB給電スピーカーです。電源用のUSBケーブルと音声入力用のケーブルが本体から伸びています。
5V1AのUSB-ACアダプタに接続した時の消費電力はアイドルが0.3W、ノートPCのスピーカーと同程度の距離で鳴らしたら0.4W、1W弱程度の電力を使うと十分すぎる音量、2Wでかなりやかましくなります。スピーカーを床に押さえて布をかぶせて音量を最大にすると、5Wまで消費電力が増えました。
2WAYと付いていますがドライバーユニットが2つあるわけではなく、付属の固定具で左右のスピーカーを連結して形状を変化できるという意味です。
分解とデジタルアンプの取り出し
底面のゴムを剥がし、中のネジ2本を外すと筐体を開けることができます。内蔵スピーカーの端子にハンダごてを当ててケーブルを外しておきます。
ケーブルストッパーになっている結束バンドを切ります。続けて隣のスピーカーに伸びるケーブルを途中でカットして皮膜を剥ぎます。長さは内蔵スピーカーのケーブルと同程度にしておきます。
音声・USBコネクタが通せる程度に、ニッパーで穴を広げます。デジタルアンプ基板を取り出せました。右は赤/黒、左は黄/青がプラス/マイナスです。これをスピーカーターミナルに接続すれば、デジタルアンプとして使えます。
ユニットと基板
ドライバーユニットは4Ω3Wで非防磁です。
ユニットの周囲に固定用の穴がありませんが、画像のような金具を使って固定します。
基板の表にはボリュームと入出力の他にコンデンサと抵抗が1つずつ、裏面はチップ抵抗・コンデンサが4つずつと使用部品が少ないです。裏面のデジタルアンプICは表記が消されていて何が使われているか分かりません。