AQUOSブルーレイBD-H30の再起動を繰り返す症状とファン掃除
再起動を繰り返すようになってしまったシャープ製BDレコーダBD-H30をなんとかします。ついでに回らなくなった排気用のファンの掃除もします。
再起動を繰り返す症状の改善
電源プラグの抜き差しやリセット操作などによりディスクを確認しています。完了まで10分以上かかる場合があります。
電源ケーブルを接続すると勝手に起動し、上記のようなメッセージが表示されます。しばらく放っておくと自動的に電源がオフになります。電源がオフになるとまた勝手に起動して同じ動作を繰り返します。
リセットボタン
この機種のリセットボタンはB-CASカードの隣にあります。小さな穴の先にスイッチがあるだけなので、先端の細い針などで軽く押します。
リセットボタンを押すと「RESEt」と表示されて電源OFFになります。リセットで症状は改善しませんでした。
ディスクの取り出し
DVDなどをドライブに入れたままだと、これから行う操作ができません。しかしイジェクトボタンを押しても反応がありません。
まずはリセットボタンを押して電源を落とします。そのあとディスクのイジェクトボタンを押したままにします。イジェクトボタンを押すと電源が入ります。しばらく押したままにしているとトレイが出てきました。ディスクを取り出し、トレイはそのうち自動で戻るので放っておきます。
設定の初期化
起動してしばらくすると自動的に電源が落ちるので、起動直後のタイミングで操作を行います。
リモコンを使ってメニューを表示させ、「設定」「初期化・更新」「設定リセット」を選びます。「ハードディスク初期化」を選ぶと録画内容もすべて消えます。
初期設定
設定の初期化後、電源を入れると初期設定画面が表示されました。案内に従って設定を行うと通常通り使えます。予約などは初期化によって消えましたが、録画データはそのまま残っていました。
設定リセット後にアップデートが始まって終わらなくなることがありました。その場合はアンテナ線を抜いておけば良さそうです。
原因?
初めに取り出したディスクを入れてみると電源OFFになりました。リセットを使ってディスクを取り出し、別のディスクを入れると正常に再生できます。この操作で「設定リセット」の必要はありませんでした。
再起動の症状が現れた事と、異常ディスクができてしまった原因は分かりませんが、異常ディスクによって動作が止まってしまうことがあるようです。
停止した内蔵排気ファンの掃除と注油
再起動の件でとりあえず中を見ようと分解してみたところ、ファンが止まっているのを見つけました。排気ファンが止まって排熱ができず、筐体内部に熱がこもると動作に悪影響があるので動作を改善します。
ファンから異音が出る場合や、「本体背面ファンが正しく動作していません」のようなエラーメッセージが出た時にも有効かもしれません。
筐体を開く
筐体を開くにはネジ5本を外す必要があります。作業前に電源ケーブルを抜いておきます。
筐体の横側にネジが1本ずつあります。
筐体の後ろ側の両端のネジを1本ずつ外します。
後ろ側中央のネジを外します。これで筐体を開くことができます。
ファン掃除と注油
筐体を開けたまま電源を入れてみるとファンが全く動きません。
筐体後ろ側の排気口そばにある2本のネジを外せば取り出せます。
そのままでも作業はできますが、ファンの電源ケーブルが付いたままだとやりづらいので、外すことにします。電源ファンの端子は爪で固定されているので、爪の部分にマイナスの精密ドライバを差し込んで爪を外し、その状態で上に軽く引っ張ると外せます。
こびりついたホコリはティッシュで適当にこすって落とします。細かな部分は綿棒を利用して落とします。仕上げに掃除機やブロワーなどを使うとよいでしょう。掃除機を使う場合は羽を指で押さえてから吸い取ります。次の作業でスプレーする場所のホコリも吹き飛ばしておきます。
掃除をしただけではファンは回らないので、中央の隙間からシリコンスプレー(ホームセンターで約300円)をシュッと少し吹き付け、吹いたら羽を少し回して位置を変え、何度か繰り返します。吹き終わったら指で羽を回してなじませます。
これでファンが回るようになりました。