Neosonica NEO 2003 B
USB給電スピーカーのアンプを取り出します。
解体とアンプの取り出し
NeosonicaのUSB給電スピーカーです。電源用のUSBケーブルと音声入力用のケーブルが本体から伸びています。
5V1AのUSB-ACアダプタに接続した時の消費電力はアイドルが0.5W、1W弱で十分な音量が取れます。電源投入時に小さなポップノイズが出ます。
背面にはバスレフポートと接続ケーブルが出ています。底面のゴム足を外してもネジはありませんでした。シールに2011年製造とあります。
サランネットの端にマイナスドライバーを差し込み、ネットを外しました。前面にもネジは見当たりません。とりあえずボリュームシャフトのナットを外しておきました。
どうやら全体が爪で固定されているようですが外せません。元に戻す気はないので鉄アレイで数回殴打してみると、筐体を開くことができました。筐体内に白い吸音材が見えます。
基板を取り出し、スピーカーにつながっている赤黒の線をハンダごてで外します。
筐体内を通るケーブルの根元がホットボンドで固定されているので剥がします。外側のゴム製のケーブルストッパーを筐体から外して、ニッパーで切り取ります。
左スピーカーに伸びているケーブルをカットして皮膜を剥ぎます。長さは右スピーカーから外したケーブルと同程度にします。筐体のケーブルが通る穴を、USBコネクタが通る程度にニッパーで広げます。
スピーカー出力は赤がプラス、黒がマイナスです。それをスピーカーターミナルにハンダ付けすれば普通のアンプとして使えます。使われているアンプICは、昔から使われているTEA2025BなのでAB級アンプとなります。2011年の製品なのでデジタルアンプICが入っているかと思いましたが、期待はずれでした。
ドライバーユニットは接着剤で筐体に固定されています。どうしても外れないので、鉄アレイをたたきつけてみると筐体の固定部分ごとはずれました。
3Ω1Wの非防磁タイプです。マグネットはどういうわけか二段重ねで実装されています。鉄アレイで殴打しても外れなかったので、強固に接着されているようです。
基板の表裏です。
USBケーブルは橙が+5V・黒がGNDです。音声入力ケーブルは赤R・白L・黒GNDです。LEDケーブルは赤+・黒GNDです。