A4TECH HU-510
スピーカーを多数搭載するリアルサラウンドヘッドホンを分解してみます。
分解
PC用周辺機器などを販売しているA4TECHのUSB接続のリアルサラウンドヘッドホンHU-510です。ハウジングを見ると、ちょうどドライバーユニットの裏側あたりがメッシュ状になっており、それが三つあります。
バンドの根元にメーカー名、その裏に型番が記されています。
ハウジングそばのケーブルにマイク、そのそばにコントローラーが付いています。このコントローラーは全体の音量の増減と音声・マイクのミュート機能があります。この部分にCM106があるようです。
接続はUSBのみになります。金属棒2本のアームですが、ハウジングは若干スイーベルできます。
イヤーパッドの取り外し
イヤーパッドは樹脂パーツとセットになっています。このパーツには突起があり、そこにパッドの端が引っかけられているので、他のヘッドホンと同じようにパッドを引っ張って外すと端が切れます。樹脂パーツは爪でバッフル面に固定されています。このパーツには左右の刻印があります。
画像内側に爪が三つ、外側に突起が四つあります。外側の隙間にヘラか何かを入れてテコで力をかければ外せますが、爪が外しにくくてなかなか難しいです。
イヤーパッドのサイズです。経年劣化で表面の被膜が剥がれています。
ハウジングの中身
バッフル面にあるネジ三本を外してもバッフルが爪で固定されているので外れません。横の隙間にヘラを入れてこじあけます。
ハウジングが開きました。多数のドライバーユニットがあります。
ドライバーユニットに傾斜が付けられています。それぞれ接着剤で固定されています。
Subwooferは三つのユニットに重なるような場所でネジ止めされています。
アームの根元はこんな具合になっています。ケーブル2本が逆側のハウジングに向かっています。
ハウジング内部です。ケーブルの根元は固結びでストッパーにしてあります。
組み立て
バッフルを取り付ける時にケーブルを挟まないように気をつけます。ハウジングは逆に付ける事もできるので向きに注意です。ハウジングはかなり薄いです。