SONY BCA-MZE810SPの分解
MD用ドッキングステーションを分解します。
分解
「MD WALKMAN PORTABLE STEREO SPEAKER SYSTEM」と書かれているとおり、中央にMDウオークマンを装着して、左右のスピーカーから音を出す製品です。充電も可能です。スピーカー手前の銀色の部分は接着剤で貼り付けられているので、引っ張ると剥がせます。
中央にMD接続用の端子、右側に電源端子があるぐらいで音声入出力等はありません。
前面にvpt speakersと記されています。VPTはSONYのヘッドホン用バーチャルサラウンド機能Virtual Phones Technologyの略で、この記述だとそれのスピーカー向けの機能があるように見えます。それが気になったので分解をしてみます。
背面のネジ4本を外し、前面の爪3つと左右1つずつの爪を外すときょう体を開く事ができます。マイナスドライバーなどでこじあけましたが、テレホンカードなどを使えばきれいに開ける事ができそうです。
きょう体の内部です。手前に細長い基板があるぐらいです。赤黒のスピーカーケーブルがテープで固定されているのを剥がすと、スピーカー裏側の黒い部品を外せます。
スピーカーはフォスター電機の373791という8Ω1Wのスピーカーが使われていました。
基板の表側です。これといった部品はありません。
基板裏側です。オペアンプのNJM2076が2つあります。
どうやらVPTを処理する部分はMD本体にあるようで、この製品はアクティブスピーカー&充電器でした。