リモコンの掃除

ボタンが効かなくなったリモコンを分解して掃除します。

リモコンの分解と掃除

リモコン表 リモコン裏

ボタンが効かなくなったパナのBDレコのリモコンです。

電池ぶたを開く 外したネジ

電池のカバーを外すと、外の2つの他に中にもネジが4本あるので全て外します。機種によって位置や数が違うので、よく確認して外し漏れがないようにします。

プラスチックのヘラ

ネジを外しても爪で固定されているので、爪をプラスチックのヘラでこじ開けます。マイナスドライバなど固い金属を使うと、リモコンのプラスチックの外装に傷が付きますが、プラスチック製のヘラなら傷を付けずに開く事ができます。このヘラは2液タイプの接着剤に付属していました。

ヘラを隙間に差し込む 外した爪

ヘラを隙間に差し込んで、押し込みながら持ち上げるように力を加えると爪が外れます。

ヘラをスライドさせて開く 続けて爪を外していく

爪を1つ外したら、そのまま横にスライドさせて周囲の爪を外していきます。このリモコンは8つの爪で固定されていました。

リモコンの前面が外れた ゴムボタンをどかす

リモコンの前面部分が外れました。中のゴムボタンは基板に乗せてあるだけなので持ち上げてどかせます。

基板下部の接点 基板上部の接点

基板の接点にはべったりと液体が付いています。リモコンに酒か何かを飲ませたのが原因だと思います。液体が接点の接触をカットしてボタン不良になっています。

ゴムボタンの汚れ

ゴムボタンにも汚れがこびりついています。先にこちらの汚れを石けんなどで落とし、干して乾かしておきます。このゴムボタンには取り外せるプラスチックの部品が付いていたので、誤って排水溝に流さないように気をつけてください。

基板を外す

基板も特に固定されていないので、持ち上げて外せます。

OAクリーナ 基板を外す

OAクリーナを吹き付け、綿棒で汚れをこすり落とします。最初に接点洗浄剤を使ってみましたが歯が立ちませんでした。

掃除後の接点 基板下部の接点

仕上げに拭き掃除をして接点がきれいになりました。

掃除が終わったら逆の手順で組み立てます。水洗いをした部品はよく乾かしてから取り付けてください。特にネジ穴に水分が残ったまま組み立てるとネジがさびます。

リモコン上部の爪の位置 リモコン下部の爪の位置

爪の位置です。8つの爪でしっかり固定されています。組み立て時はしっかり爪をはめてからネジを締めてください。

東芝のDVDレコ用

東芝リモコン表 電池そばのネジ

東芝製DVDレコのリモコンです。ネジはカバーの下に1本あるだけです。

隅の溝にヘラ ヘラで隙間を広げる

このリモコンは側面に溝が無く、隅に小さな溝があるだけです。そこにヘラを差し込んでみると簡単に隙間ができました。隙間ができたらそこから横にヘラを滑らして開いていきます。

上下が分離

開く事ができました。

基板を止めるネジ2本 基板を取り外し

基板は表面にネジ止めされています。ネジを2本外すと基板が外れます。ゴムボタンや他の部分は乾きが遅いので先に洗っておきました。

OAクリーナを吹き付け 綿棒で拭く

基板にOAクリーナを吹き付け、綿棒で汚れを落とします。

洗った部品 基板を表面に取り付け

汚れを落とし、水洗いした部品が乾いたので組み立てます。

上部の爪6つ 下部の爪6つ

爪は12本あるので全てしっかりはめ込みます。

上部の溝 下部の溝

端に溝があるのでそこにもはめ込みます。しっかり取り付けたら最後にネジを1本締めて終了です。

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