Pioneer SE-M500
分解と部品取りをします。
SE-M500
90年代に発売されていたパイオニアのヘッドホンです。
ケーブルは根本付近がカールコード、その先がストレート、先端は3.5mm端子です。ハウジングは縦横回転が可能で、左右の結ぶケーブルがハウジングの固定部分を通さず直接接続されています。
故障部分
ハウジングを左右から支える部分の片方が折れています。この手の破損はどうしようもないので、分解して使える部分だけ回収する事にします。
分解
イヤーパッドはハウジングの溝に引っかけて固定されているので、内側からつかんで外側に引っ張ると外せます。パッドを外すとネジが出てくるので、それを外せばハウジングが開けます。
左ハウジングの内部です。
ハウジング内部には吸音材が入っています。ハウジングの固定部は、正常な状態でも左右に軽く広げるだけで外せます。
右側も同じ手順で開きました。
ケーブルの取り外し
スピーカーの端子部にハンダごてを当ててケーブルを外しました。
ケーブルの付け根は金具で固定されています。ラジオペンチでつかむと金具が砕けて外れました。
ヘッドバンドとハウジングが分離しました。とりあえず断線していなかったケーブルと吸音材を確保しておきます。
ヘッドバンドの分解
ヘッドバンドの両端の部品はそれぞれネジ2本で固定されています。それを外すと左右を結ぶケーブルが外せます。
適当に引っ張ると中の金属バンドが取り外せました。左右のアームはProline750のアームと同じように小さな金属板と球でバンドの調整をしているので、適当に分解すると組み立てが困難になります。
イヤーパッドの寸法
イヤーパッドは変則的な形をしているので代用できそうな物はなかなか無さそうです。ドライバユニットのサイズは38mmでした。