JVC HA-SZ1000
破損したプラグの交換を行います。
4極プラグに交換
プラグの先端のLとRに当たる部分が折れています。このままでは使えないのでケーブルをカットして、別のプラグを取り付けます。プラグが刺さった状態で横からなどの負荷がかかると、先端が折れたり曲がったりすることがあるので、プラグは丁寧に扱った方がよいでしょう。
3極ミニプラグを用意して皮膜を剥いでみると、赤白黒の3本の他に中の線が見える透明皮膜のケーブルが混じっていました。どうやらプラグ直前まで、LとRのGNDを別にした4芯構造だったようです。せっかくの4芯なので3極プラグはやめて、4極プラグのMP-435を取り付けてみます。
4極プラグのアサインはいくつかありますが、今回は3極に変換がしやすい画像の並びにします。
作業がやり直しになるので忘れずに黒い外枠をケーブルに通し、各線の皮膜を剥いでハンダ付けを行います。SZ1000のケーブルの直径は、MP-435のカバーではギリギリで、ねじり混むように通す必要があります。
ハンダ付けを済ませて、ケーブルストッパーを皮膜に食い込ませます。適当にやった結果、画像にあるような残念なハンダ付けの出来で、赤線の接触が怪しく、ケーブルを引っ張ると右側の音が出なくなります。事前に各芯線の長さを形状に合わせ、芯線に対して予備ハンダをしっかり行うべきでした。
カバーを取り付けて一応完成です。3極の6.3mm標準ジャックに取り付ける場合、3.5mm-6.3mm変換アダプタを使うと「L-」と「R-」がショートして通常のGNDとなり、音を出すことができます。3極3.5mmジャックに取り付ける場合、画像のようにアダプタを多段にすれば音を出せます。