PerfectDisk Free Defrag
PerfectDiskフリー版の導入と使用についてです。
ダウンロードとセットアップ
以下のアドレスからセットアップファイルをダウンロードします。
https://web.archive.org/web/0/http://ftp.raxco.com/pub/download/PDFree/win32/setup.exe
セットアップファイルを実行して、最初の画面でNextボタンを押すと製品使用許諾画面になります。acceptにチェックを入れて先に進みます。
メールアドレスの登録
メールアドレスの入力をします。スキップする事はできずネットに接続した状態でアドレスを入力する必要があります。登録をすると週1ぐらいの割合で英文のメルマガが届くようになります。登録後インストールが始まります。メルマガは一度配信停止をすると、インストール時に同じメアドを使ってもメルマガは来なくなります。
使い方
起動すると最初にこの画面が表示されます。×が付いているのはフリー版だからこれら機能が使えませんという事です。右下のCloseボタンを押して閉じます。
メイン画面
操作方法はドライブを選択して、Startボタンを押してデフラグ実行、以上です。
断片化状況の確認だけしたい場合はAnalyzeボタンを押してください。スケジュール機能はありますが、細かい設定は一切できないので無効にしてよいと思います。
デフラグ方法は製品版ではいくつか指定できますが、フリー版では固定なので気にしなくてよいです。OSの入っているシステムドライブがPerfect Disk独自の最適化機能Smart Placementでシステムファイルなどをうまく配置してくれるそうです。他のドライブは断片化解消の並び替えです。
ドライブを複数選択
キーボードのCTRLキーを押しながらクリックすると、複数のドライブが選択できます。この状態でデフラグを始めると複数台同時にデフラグができます。
ブートタイムデフラグ
ドライブを右クリックするとデフラグメニューが表示されます。この機能はOS動作中に動かせないWindowsのシステムファイルなどのデフラグができます。
Boot Time Defragを選ぶと確認画面が表示されます。Cancelを押せば何もせず、Defrag On Next restartを選べば次回OS起動時にブートタイムデフラグが実行されます。
Defrag On~を選択後、すぐに再起動をするか確認するウィンドウが出てきます。
Yesを押すとさらに確認ウィンドウが出て、中止か、5分後に自動で実行されるか、Restart Nowで即実行できます。
実行
ブートタイムデフラグの指定をしておくと、Windows起動中の黒い画面に画像のようなメッセージが表示されて作業が始まります。完了すると10秒後に自動で再起動します。デフラグ作業中に中断する場合はキーボードのESCキーを押します。
常駐プログラムの停止
スケジュール機能を利用しない人向けの作業です。
常駐プログラム
PerfectDiskをインストール後にタスクマネージャを見てみると、PerfectDisk関連のプログラムが常駐しています。
前に「PDAgent.exe」が高負荷状態になり、終了させようとしても一切受け付けずOSを再起動するまで止まりませんでした。スケジュールは無効にしており、タスクスケジューラでも特に自動で動くような設定は無かったので原因不明です。多少メモリを食うだけならまだいいですが、不可解な動作をする事もまれにあるようなので常駐を停止させます。
製品版ではスケジュール以外にもOptiWriteなどの機能があるのでいじらない方がよいでしょう。
サービス自動実行の変更
コントロールパネル→管理ツール→サービスを開きPDAgentを探します。
自動を手動に変えて下のOKボタンを押します。これでPerfectDiskを起動しない限り、自動で常駐する事はありません。ここで手動ではなく無効にするとPerfectDiskの起動ができなくなります。
PerfectDisk終了後の常駐停止とバッチファイル作成
PerfectDiskを起動すると上記のプログラムも起動し、PerfectDiskを終了してもそのまま残ります。そこでバッチファイルを作成して、PerfectDisk終了と同時に常駐プログラムも停止させます。
バッチファイルの作成
適当に新規テキストファイルを作り、以下をコピペして保存します。
"c:\program files\raxco\pdfree\perfectdisk.exe"
taskkill /f /im pdagent.exe
taskkill /f /im pdagents1.exe
taskkill /f /im pdengine.exe
テキストを保存したら拡張子をtxtからbatに変更します。これでPerfectDisk起動バッチファイルの完成です。拡張子がbatのままでもメモ帳から編集は行えます。
1行目を""でくくっていますが、中に「~Program Files~」というスペース付きの部分があるため、""無しで記述するとスペースを境に前後で別の物として認識されるのでプログラムは起動できません。3行目の「PDAgentS1.exe」は常駐しない事もありますが、常駐していなければそのまま次の行にいくので問題はありません。
実行
このバッチファイルを実行するとコマンドプロンプトと、1行目の~exeでPerfectDiskが起動します。PerfectDiskを終了させると2~4行目のtaskkillが実行されて常駐プログラムが終了し、自動でコマンドプロンプトも閉じます。PerfectDiskの終了よりも先に、同時に起動したコマンドプロンプトを手動で終了させると、残りの行が実行されずに常駐プログラムはそのまま残ります。